国が促進する長期優良住宅とは

日本の現状と課題をみて頂いた通り、日本の住宅は高いのに長持ちしません。

そして、もし借金が返せなくなたっら残っていくのは、

モロイ住宅だけです。

この現状を変えるため、借金を無事返した後も次の利用者へ繋げること、

家族に引き継ぐ、又は賃貸として貸し出すなど色々な利点があります。

外国のほとんどが新築に住んでいませんが、

家賃の発生が少ない利点もあります。

また、近い将来長期優良住宅が義務化になります。

長期優良住宅も国が促進して色々な面でメリットがあります。

その内容について記載したいと思います。

 

出展:住宅性能評価・表示協会資料、国土交通省の資料 

長期優良住宅とは

 

長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のことです。

 

 

 

長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます。

 

長期使用構造等とは

 

住宅の構造及び設備であって、次に掲げる措置が講じられたものをいいます。

 

 

 

1.構造の腐食、腐朽及び摩損の防止

 

2.地震に対する安全性の確保

 

3.居住者の加齢による身体の機能の低下、居住者の世帯構成の異動その他の事由による住宅の利用の状況の変化に対応した

 

    構造及び設備の変更を容易にするための措置として国土交通省令で定めるものです。

 

長期優良住宅の認定プロセス

 

長期優良住宅の認定の流れは以下のようになります。

 

①建築前に建築維持保全に関する計画の作成

 

②登録住宅性能評価機関での事前審査と適合証の交付

 

③所管行政庁に認定

 

④着工

 

⑤完成

 

⑥定期点検、必要な補修の実施

 

⑦住宅履歴情報の作成、保存

 

 

長期優良住宅のメリット

 

①長く安心して住め、孫の代まで建物が使えます。

 

②売却時に高く売れる可能性があり、点検履歴、住宅履歴情報があると、査定が高くなる可能性があります。

 

③減税効果があります。

 

a.住宅ローン減税の控除対象限度額が、一般住宅では4000万円、控除額が400万円のところ、

 

長期優良住宅では5000万円、500万円となります。

 

b.登録免許税が軽減されます。

 

c.不動産取得税が一般住宅で1200万円控除のところ、長期優良住宅は1300万円が控除されます。

 

d.固定資産税が一般住宅では新築から3年間、固定資産税は1/2に軽減されます(戸建の場合)が、

 

長期優良住宅では5年間に軽減期間が延長されます。

 

 

 

 

 

長期優良住宅のデメリット

 

長く快適に住めて、税金も安くなる長期優良住宅ですが、建築する前に注意すべきことがいくつかあります。

 

①建築コストが高くなります。基準にあった仕様にする為、その分資材、手間のコストが上がります。

 

登録住宅性能評価機関の認証費用もかかります。

 

②打ち合わせに時間がかかります。

③所有者は、最低10年に1回以上メンテナンスを行い、記録を保存しなければなりません

デメリットも記載しています。

一生に一度の買い物です。

色々な事を調査して家づくりを検討していきたいですね。

 

次は住宅ローンについて説明します。。